実録!里帰り出産で感じたメリットとデメリット!!

出産・妊娠

こんにちは!

はるぱた
はるぱた

看護師人生を捨てた女、はるぱたです。

妊娠が発覚し、一通り喜んだ後はすぐにいろいろな悩みが出てきますよね。

「分娩方法は無痛分娩か普通分娩か?」

「場所は病院で産むか助産院で産むか?」

「手続き関係はどうしたらいいんだ?」

そして里帰りをするかどうか…。

この記事では実際に里帰りをするかどうかとても迷った私の体験談をお話しさせていただきます。

体験してみて感じた里帰り出産のメリットとデメリット

もともと里帰り出産をする気がなかった私ですが、結果的に里帰りをしてよかったと思います。

はるぱた
はるぱた

私が実際に体験して感じたメリットとデメリットは以下の通りです

【メリット】

  • 家事や育児を物理的に手伝ってもらえるため、自分の体の回復に専念できる
  • 赤ちゃんと二人きりにならないので精神的孤立状態にならない
  • 赤ちゃんの成長を一緒に喜ぶことができ、嬉しさが何倍にもなる
  • 久々にゆっくり家族と関わることができる
  • 自分が子供を持ったことで、赤ちゃんのお世話を通じて家族との関係に改めて感謝することができる
  • 夫と冷静に話ができる

【デメリット】

  • たとえ親子であっても必要最低限の気遣いは必要
  • 里帰り中の空っぽの自分の家の家賃と同時に、実家の滞在費を払う場合は2重でお金がかかる
  • 育児の常識が今と昔で違うことを両親にわかってもらう必要がある
  • 自分の車がなかったので、好きな時に外出できない

それぞれを詳しくお伝えしていきますね。

里帰り中の日々

メリット

出産して退院後、実家にいる間家事は母から「産後の肥立ちが悪くなるから」と止められて本当にほとんど何もしませんでした。「動けるのに申し訳ない」と当時は思っていましたが、今振り返ると産後の体はやはり自覚がなくてもがたがたで以下の状態でした。

  • 歩くと体幹がふらふらする
  • 悪露が出続けて貧血気味
  • 子宮が元の大きさに戻るための収縮で腹痛がある
  • 赤ちゃんの夜間対応で寝不足
  • 母乳がまだ軌道に乗らず、乳頭が切れている
  • 妊娠中の運動不足で体中の筋力が低下している
  • 出産時のいきみで痔核が出現し、座位や立位で痛みがある
  • 出産時の会陰切開の傷の痛みがある
はるぱた
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動こうと思えば確かに動けたと思いますが、今振り返ると本当に休ませてもらってよかったと思います。

おかげで一か月検診の後からはほとんど上記症状が回復に向かっていって、体がどんどん楽になっていきましたし、久々に母の手料理を思う存分堪能できて、料理のレパートリーも増やすことができました。

また使い終わった後の哺乳瓶の片付け(当時は母乳だけでは足りなかったのでミルクを足していました)や消毒を助けてもらったり、夜泣きの時のおむつ替えを手伝ってもらえたので、夜間授乳が終わるとすぐに眠ることができました。頻尿などで妊娠中からずっと寝不足が続いていたので、夜間少しでも睡眠時間が増えることはとてもありがたかったです。

自宅に帰ってから気が付いたメリットですが、やはり赤ちゃんはめちゃくちゃかわいくても、四六時中ずっと二人きりでいるとどこか気を張っていて疲れてしまいますし、孤独感に襲われます。なので振り返ると「自分以外の誰かが家にいる状態」であることは、家事をしなくていいなどの表面上のメリットよりも大きなメリットだったなと思います。しかも娘の成長を感じる場面でタイムリーに一緒に喜べるので、嬉しさが何倍にもなったように感じますし、自分が赤ちゃんの時親はこんな思いだったのと視野が広がり、より感謝の念を抱けるようになりました。本当に母は偉大ですね。久々にこんなにゆっくり母と過ごす中で、純粋に母に甘えていたころを思い出して懐かしく思いました。

あと番外編ですが、母の存在があり夫との関係が悪化せずに済みました。今回私は夫と一緒に私の実家に里帰りをしていました。自慢ですが、産前は友人から「私の理想の夫婦やわ」と言ってもらえるほど仲良し夫婦だった私たち。しかし産後のホルモンバランスの変化によるマタニティブルースのせいなのか、夫に対して無性に腹が立つ場面がいくつもありました。特に赤ちゃんに関することで自分の希望と違うことをされると、怒鳴り散らしてやりたいほど腹が立つのです。しかし「母の前で夫のメンツを潰すわけにはいかない」と、母の存在がストッパーになり、夫を感情的に怒鳴りつけて喧嘩することがなく、冷静に話し合いを繰り返して子育ての方向性についてすり合わせることができました。自分の家で夫と二人きりだったら、夫を平手打ちした後離婚騒動に発展していたかもしれません( ´∀` )

デメリット

結果として里帰りをして私はとても良かったと思いますが、やはり多少デメリットもありました。

一番はやはり親であっても多少気を遣うというところですね。私は大学から実家を離れて一人暮らしをしてそのあと夫と同棲後に結婚しているので、母と一緒に暮らしていたのが、10年以上も前のことでした。そのため日常生活上のちょっとした決まり事や物の配置、話の仕方などがやはり違ったため、勘を取り戻すまでは多少ぎくしゃくしていたと思います。いくら里帰りをしているといえど、アラサーのいい大人が「お母さんが全部やって当たり前」も変な話だと思うので、できる範囲で産前家事をしたりしていました。またそれに準じますが、やはりお世話になるので生活費を渡していました。受け取りを拒否されますが、なんだかんだ母が職場の人にその話をすると「いい娘さんやなあ。」と言われることが多かったようで母もまんざらではなさそうでしたし、やはり親子で会ってもお金に関することはきちんとしておく方が無難だと感じました。そのため生活費が夫が育休に入るまでは二重生活になっていたので生活費も二重でかかっていた時もありました。

また私の場合は母が職場の若い子から「今と昔の子育ては違うのに実母に口出しされると腹が立つ」という話を聞いており、口出ししいないよう気を付けてくれていたため喧嘩は全くありませんでした。ですが、産後の不安定な体と精神状態で余裕がない時に「あんたそのやり方おかしいで」とか「昔はそんな便利なもんなかったのに今はやりやすくてええな」とか言われた日には親子戦争が勃発しかねません…。きちんと産前から今昔の子育て法の違いや産後のマタニティブルースの特徴などを話しておく必要があるなと感じました。

また私の実家は車がないと生活できない環境なのですが、里帰り中母が車で通勤していたため、自分の意志でどこかに行くことができませんでした。もちろん一か月検診まではどのみち家から出られないのですが、それ以降でやはりずっと家に缶詰状態ということはなかなかしんどかったです。

里帰り前の私と母の関係

もともと里帰り出産をするつもりはなかった私。どうしてかというと、一番の理由が母との関係です。

もともと社会人になる前まで母との関係はとても良好で、本当に何でも話せる仲でした。しかし私が看護師として働き出してから体と心を壊してしまい、結婚と同時に逃げるように看護師の世界を去りました。そのことについては自分なりにたくさん考え、調べ、いろいろな人と相談して出した結論だったので後悔はしていなかったのですが、母は「結婚するときにわざわざ転職しなくても。夫の両親に申し訳ない。」と反対されました。ちょうどその当時新型コロナウイルスが蔓延し始めたときだったので、夫の両親からは「うつる可能性が低くなるしいいじゃない。大変なお仕事だしね。」と背中を押していただいたのですが、実母からはいい顔をされませんでした。

そこから母と喧嘩をした訳ではないのですが、どこかぎくしゃくしたものがありました。私が転職先のことを話しても上の空だったり話を変えようとされたり。それに対して私も「転職してから体調も良くなったし、認めてもらえることが増えたのになぜ?母は私が体や精神を壊しながらでも看護師を続けた方がよかったのかな?」とひねくれて受け止めていました。そのため私が実家に帰るのは弟が帰るとわかっている時だけ。

はるぱた
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母と二人きりになって喧嘩になったり、看護師に戻れと言われることが怖かったのです。

そのため絶対に里帰りしないと決めていたのですが、母から「あなたは人が思うよりも器用じゃないし、いっぱいいっぱいになってしんどくなるかもしれないから帰ってきなさい。」と何度も打診がありました。それを聞くと反発心もあり、はじめは断っていたのですが、ネットで見かけた「里帰り出産は一種の親孝行」という内容の記事を読んでから心が揺れ始めました。もともと母にはとても良く育ててもらって恩返しをしたいと思っていましたし、母のいうように自分が不器用なこともキャパシティーが狭いことも重々わかっていました。「二人きりにならなければ何とかなるかも」と思い、弟や夫と相談して、結局夫と私の二人で私の実家に帰ることにしましたが、ネットで里帰りをしなければよかったという内容の記事を読み漁っていました。

ですが、実際帰ってみるとメールや電話ではなく、直接の会話になるのでお互い顔を見ながら話せるので喧嘩になりませんでしたし、一緒に暮らしていた時の空気感でとても居心地がよかったです。もちろん様々な家庭環境やその時の精神状態がありますので、全員には当てはまりませんが、そういうケースもあるんだなという程度に思っていただけたらと思います。

自分が一番安心できるところで出産しよう

里帰りするのもしないのも自由ですが、産後は本当に信じられないほど体力が低下していますし、精神状態も不安定になります。娘を生んでからは、甘えられるときに甘えられることも必要なスキルだなと思うので、ぜひ一考してみてくださいね。

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